香港の医療事情:公立と私立の違い②
さて、前回書ききれなかった
公立病院と私立病院の細かな違いをつらつらと書いていきます。
★その1:病室の設備
公立病院ではコンセントを私用で使うことができません!
これが地味にきついというかなんというか…
公立病院に入院したのが、私立病院での入院を何回が経験したあとだったので
当たり前のようにコンセントが使えると思っていたのですが
携帯の充電さえもできない>_<;
コンセントは全部医療機器のために使用するものなのだそう。
まぁ税金?で運営していると考えれば当たり前なんでしょうけどね。
入院中に夫と連絡取ったり、調べものしたりで結構携帯を使っていたので
モバイルバッテリーでなんとかしていました。
確かFree Wi-Fiもなかったかと思います。
私立病院ではコンセント使い放題、Wi-Fi使い放題でした。
入院中暇なタイミングもあったので、パソコンを持ち込んでテレビを見てました。
(我が家では日本のテレビをパソコンで見られるようにしているので…その方法はまた後日。)
そして、公立病院には付き添い用のベッドはありません!
私の場合は、夜中に息子が誤飲したかも!?と焦って救急車を呼んで
入院が決まったのは朝方3時とか4時とかだった、
かつ結局何事もなかったので午後に退院し、宿泊する必要はなかったのですが、
周りの付き添いの方は椅子に座って寝たり、
椅子を並べてベッド状にしたりして寝ていました…。
1~2泊ならなんとかなりそうですけど、長期は辛い、絶対。
私立病院ではお金はかかるけど、付き添い用のベッドが借りられます。
まぁ、私が利用した病院で借りられたのは折り畳みベッドだったので
かなり硬かったり軋んだりはありましたがね。椅子よりはましです。
★その2:食事
食事は公立と私立でも違いますが、私立同士でもかなり違いがあります。
公立病院の食事は基本的にお粥だそう。
小児科の食事はお粥オンリーでした。優しい味でおいしかったですよ。
息子がぐっすり寝てたのと離乳食も持って行ってたので
私が早々に平らげたら「え?お前食べたの?」って顔されたけど(笑)
大人が入院すると何種類か出るのかな?
産後はその食事では満足できず、差し入れをしてもらう人も多かったそうです。
私立病院への入院は2ヶ所経験しましたが、
一方はベジタリアンメニューのみ、
一方はレストランで食べるようなサラダやステーキが食べられました。
ベジタリアンメニューも決してまずいわけではないのですが
慣れていないので物足りなさは感じましたね。
実は私が産院を決めた理由の一つに食事がありまして…(笑)
病院見学の時に食事のメニューも見せてもらって
(※見せてくれと催促したわけではありません;スタッフさんの好意です^-^;)
それまでの施設見学も含めて、至れり尽くせりないい印象を受けました。
産後、体力回復のために満足のいく食事が摂りたかったんですよね。
結果、大満足で、出産を控えている友人に積極的に勧めています(笑)
★その3:雰囲気
病院の設備としては大差ないのでしょうが、
私立病院の方が公立病院より明るくてきれいな印象がありました。
私立病院でも建物自体が全部新しいわけではないんですがね。
患者さんの雰囲気もあるんでしょうか。
私立病院に通うのは香港在住の外国人の方が多いです。
要は富裕層なので服装や振る舞いなども余裕がある感じがします。
(我が家は会社で保険に入れてもらってるので私立でも行けます^-^;)
私は出産のときに大部屋を選んだのですが、
他の皆さんが個室を選んでくれるので、大部屋貸し切りでした(笑)
…結局長くなってしまった。
以上、私の経験のみで書いているので
違う場合も多々あるかと思いますがご参考まで。