香港の医療事情:救急車
日本では適正利用を呼びかけられている救急車ですが、
こちら香港では気軽に呼んでいいらしいです。
とりあえず何か心配であれば呼んで、
病院に搬送すべきかどうかは救急隊員の方が判断してくれるそうです。
指を切っただけで呼ぶ人もいるんだとか。
そういえば救急車が走ってるのよく見るな。
電話番号は「999」
ここで最大の難関(私にとっては)。
英語で症状を伝えなければいけないんですよねー。
救急車を呼ぶほど慌てる状況なのに
事前に英語を調べてから電話しなきゃいけないという…。
私はここで大失敗…
息子がプラスチックの部品を誤飲したかも!?という状況が
夫の帰りが深夜になる日に起こりまして。
救急車は気軽に呼んでいいと聞いてすぐのことだったので
もうどうしたらいいかわからないから救急車を呼んでしまおうと
999に電話をかけたわけです。
英語に自信がなければ、最初に "I'm Japanese." と言えば
易しい英語で話してくれるとのことだったので聞いた通りに
日本人であることは伝えたものの、続きが出ない!
誤飲ってなんだ?!「かも」ってどうやって言うんだっけ?!とパニック。
結局何もまともに伝えられないまま、住所だけ伝えて来てもらいました。
緊急性はなさそうだけど念のため病院に行きましょう、ということで
救急車で最寄りの公立病院に運ばれ、レントゲンを撮りました。
結果、何も映らず、プラスチックは映らないのよね~と言われ、
じゃあ撮らなくてもよかったじゃん!と言いたくなりましたが言えず(苦笑)、
経過観察のため、大きい小児科の病棟がある病院へ
救急車で送ってもらいました。なんだかVIP待遇。
この頃には息子はご機嫌。
救急車を呼ぶか悩んでいるときにギャン泣きしていたのは
口の中を私が引っ掻き回したからなんだな;;
そして結構重症な患者さんが多い大部屋に入院。
一人超元気で居づらかったので、
夕方まで様子を見る予定だったのに午前中で帰してもらいました。
お会計の時にパスポートを持っていなかったので
息子がちゃんと香港に住んでいる(VISAを持っている)か
確認が取れず、一旦、1000ドルくらい払いました。
公立病院で払うには超高額!
そして後日、同じ病院に行き、
パスポートを提示してお金を返してもらったのでした。
救急車を呼ぶときは香港ID、パスポートをお忘れなく!
以上、救急車体験記でした。