元香港駐妻の雑記帳

元香港在住の専業主婦の雑記帳です。

香港での出産を決意するまで(日本編)

初産で海外なんてすごいね、とよく言われるので
香港での出産を決意するまでのことを
つらつらと書いてみようと思います。


私の夫の会社の規定で、駐在員の家族は、
本人が移動してから3ヶ月以降しか移動できないことになっていました。

夫が香港に行き、勤めていた会社をやめて
さぁ香港移住の準備をするぞー!と意気込んでいた矢先に
妊娠がわかりました。
早く子供が欲しいと思ってはいたのですが、想定外。
大慌てです。

当時ちょっと複雑な生活をしていたため、
妊娠を確認した病院は実家から遠い場所にありました。
そこの先生は海外の事情をよくご存じで
香港にも視察(?)に行ったことがあるようで
「香港なら出産も安心だと思いますよー
でもこちらで産むなら分娩予約してくださいね。」と言われました。

日本で産むならもちろん実家の近くがいいのですが、
実家近くの産婦人科はかなり早くから予約が埋まっているようでした。
先述の病院では分娩時に予約金を払わなくてはいけないのですが、
産める場所がなくなるのではないかとビクビクしてまして
安心を買うつもりで、とりあえず分娩予約しました。

そして後日、実家近くの産婦人科に相談に行きました。
今どちらで産むか悩んでいることを問診票に記入し、診察へ。
問診票に記入されている内容を読み上げ、
「で、我々にどうして欲しいんですか?」の一言。
話を続けるうちに事情は理解できましたが、
前の病院の先生との対応が違いすぎて、もう…辛かった。
要約すると地元の患者さんだけで手いっぱいなので
この病院で産むか産まないが早急に決断してくれとのこと。
どうしてもその先生の呆れたような冷たい言い方が気になって
この先生の病院では産みたくないと思ってしまいました…。
香港の病院がどういう状態かわからないけれど
とりあえず違う病院で分娩予約はしてあるし、
もういいや、とりあえず香港に行こうと気持ちを切り替えました。

そんな矢先、夫の知り合いが妊娠していることがわかり、
ありがたいことに香港に行く前から
出産に関する情報を集めることができました。
医療水準に関しては全く心配がないこと、
診察には通訳さんがついてくれる病院もあることを聞き、
安心して香港に旅立ちました。

このような経験があったため、
香港での出産を検討している方が
少しでも安心できるように情報提供をしたいと思ったのです。

香港についてからのお話はまた今度…。